鰻さんはお笑いコンビ「銀しゃり」のボケを担当しています。
芸風は漫才でしゃべくり漫才を主に行い。2010年のM-1グランプリ決勝では「古風の漫才師」と紹介されています。

2016年にM-1グランプリで優勝を果たすと一気に知名度も上がり翌年には東京進出も果たしています。

出身小学校は、大阪府八尾市立東山本小学校です。

鰻さんの幼少期はかなり過酷なものだったようです。
両親と3人兄弟の5人家族でしたが貧しく４階建て倉庫の２階に住んでいました。
間取りは６畳二間に小さいキッチン、トイレと風呂がついた２Ｋで、3人兄弟はぎゅうぎゅうになって寝ていました。

2年生か3年生の時には自宅に消費者金融の取り立てがよく来ていました。
父親も取り立てが来るのが分かっていたようで鰻さんに「知らん人来たら『出張に行ってておらん』と言うんやで」と言い、奥に隠れていたそうです。

父親は文房具販売会社の営業マンだったので収入が無かったわけではなく逆にそれなりにあったそうですが、給料が入るとそれ以上にギャンブルに使っていたそうです。
なので生活費は母親がパートで稼いだ10万円ほどで賄っていました。

そんな中、4年生の頃に両親が離婚すると父親は追い出されるようにいなくなりました。また、取り立てがこなくなりましたが生活が苦しいことは変わらなかったそうです。

5年生の時には野球部に入部しました。
上記にも記載していますが、家が貧しくゲームなどを買ってもらえなかったので、家にあるノートとペンでゲームをする自分を主人公にした内容の漫画を描いていました。
この漫画は小学1年生から中学3年生の10年間全54巻を書き続けており、この中の77本を選び1コマ漫画集「どう使うねん」を2014年に出版しています。

出身中学校は大阪府八尾市立東中学校です。

小学校から初めた野球は中学でも続けており野球部に在籍していました。

2年生の頃、自転車で20分の距離にBOOK OFFがありそこに夜自転車で行くのが日課だったそうです。
その頃、鰻さんはゼリーが好きでナタデココにハマっていたそうです。自転車に乗りながら食べようとゼリーを剥がしそうとしましたがなかなか剥がせずグッと力を入れたときにハンドルに手が引っ掛かりハンドルが左に曲がったそうです。
曲がった左側に柵がない川がありそのまま自転車で突っ込んでしまったことがあるそうです。しかし、鰻さんは川に落ちたのにもかかわらず「ナタデココどこや！」と食べ物最優先で考えた自分に情けなかったと語っていました。

中学を卒業した後は、大阪府清友高校（現：みどり清朋高等学校）に進学しました。
偏差値は50で鰻さんの他にも有名な方が卒業されています。

・芹洋子(歌手)
・矢野浩二(俳優)
・守屋博昭(プロレスラー、エナジャイズプロジェクト代表)

高校でも野球部に在籍していました。2年生まではレギュラーだったものの、3年生ではサインミスが目立つことからレギュラーに離れなかったそうです。
3年生の春までは野球部に所属していましたが、夏までではなく春で退部した理由は学校の近くでたまたま遊んでいたところが古墳だったそうです。
鰻さんは古墳だったことは知らなかったそうですが学校にバレて停学になり野球部も退部になったそうです。
また、古墳についての反省文を原稿用紙10枚分書かされたそうです。

思春期にコンプレックスがあったそうでそれは口がとがっているところだそうです。
口がとがっていることから「船の先端や」と言われていたそうで友達からイジられるのが嫌で「歯茎の上に仕舞い込んでた」そうです。
さらに、「ハの字眉毛も嫌」で周囲から弱そうだと舐められるのが嫌だったと明かしています。
その為、そのコンプレックを解消させるためずっと怒った顔をしていた時期があったそうです。