VAZがわかにゃんさんに対して起こすと宣言した裁判は、その後どうなっているのでしょうか？

今回、この点についても様々な角度から調べてみたのですが、残念ながらVAZが起こしたはずの裁判の経緯や結果に関する情報は一切出て来ませんでした。それどころか、VAZが実際に裁判を提訴したのかすらわからなかったんですよね。

ただ、その後のわかにゃんさんとVAZの状況を追っていくと、どうやらお互いに腹の痛いところがあったようで、もしかすると提訴自体なかった可能性が高そうなのです…。

給料の未払いや会社内のいじめ問題など、その告発内容に同情の声が寄せられたことはもちろん、業界では大手の会社に、敢然と立ち向かっているわかにゃんさんの姿に、当初ネット上では多くの応援する声が上がっていました。

しかし、騒動が解決したかと思われた直後に蒸し返してみたり、VAZが画策した“わかにゃん潰し”に、あのヒカルさんが関与していたかのように匂わせた可能性が浮上するや、徐々に旗色が悪くなっていったようです。

また、そもそも問題視されたVAZ内のいじめについても、わかにゃんさんは所属クリエイターの間にカースト制がしかれ、1軍2軍の区別があったと主張していましたが、学生じゃないんだから、収益性が高いクリエイターとそうでないクリエイターが区別されるのは至極当たり前なんですよね。

まぁ、ありもしない悪評を立てて面白がる…なんて低次元ないじめ行為は問題外ではありますが…。

わかにゃんさんと言えば、今やメインチャンネルの登録数は13万8千人にも及ぶ人気YouTuberの一人ではあります。

しかし、今回のいじめ問題で黒幕と言われた、かすさんのチャンネル登録数はゆうに100万人を越えており（2022年10月時点で137万人）、YouTuberとしての人気的にはわかにゃんさんは遠く及びません。

しかも、当時、VAZが管理していたのは、わかにゃんさんのメインチャンネルではなく、チャンネル登録数は5万人程度の、斉藤タイチョーとのカップルチャンネル「斉藤家。」だったそうなんですよね。

VAZにしてみれば、収益性がそれほど高くないYouTuberが、自社の収益を支えている看板YouTuberたちのスキャンダルを、騒ぎ立てたことになります。

それでも、YouTuberにとって何より大切な“好感度”が楯にされている以上、企業としてきちんと対応せざるを得ず、その結果が2019年2月4日公開の謝罪動画だったわけです。

VAZ側のじくじたる思いは想像に余りありますね。その挙げ句、“わかにゃん潰し”を画策してしまった気持ちはわからなくはありませんし、いわゆる“芸能界の闇”と呼ばれるもので、この世界にはよくある話なのでしょう。

しかし、そのために視聴回数や話題作りのためには、魂すら売り渡す勢いのYouTuberを使ってしまったこと、しかも証拠が残るLINEで依頼してしまったことは、企業としては詰めが甘すぎると言わざるを得ないかと。

また、多くのYouTuberが告発しているように、VAZがベンチャー企業ということもあってか、そのずさんな経営体質や、クリエーターへの対処についても徹底されていなかった可能性が高そうですね。

もしも裁判となった場合、その辺りの話が出て来ることは想像に難くありませんから、VAZ側としてもわかにゃんさんを訴えることはできなかったのかも知れません。

むしろ、自社の正当性をアピールするためだけに、わかにゃんさんに裁判を起こすと宣言したに過ぎず、そもそも本気で訴訟を起こす気すらなかったのかも…。

いかがでしたでしょうか。

“日本一再生されてる韓国語講座”の配信者として知られる、YouTuberのわかにゃんさんですが、かつて所属していた事務所「VAZ」の給料未払いやいじめ問題などを告発したことで大変な話題になりました。

今回は特に、わかにゃんさんが告発したVAZ内のいじめ問題に注目し、いじめの黒幕と言われた かすさんやいじめの真相、その後、VAZが起こした裁判の結果についてまとめてみました。

一連のVAZ騒動後、わかにゃんさんはVAZを退社し、その後はフリーとしてYouTuberとしてだけでなく、コスメのプロデュースなど幅広い活躍を見せていました。

そんな中だった2022年7月28日、自身のYouTubeチャンネルに「【 ご報告 】結婚しました。」というタイトルの動画を公開し、ネット上で大騒ぎになったVAZ騒動などケロリと忘れて既に結婚していたことを報告しています。