こうして反社会と繋がりがあるY氏との関係を認めている音声をX氏に提示された榊原信行さんは、音声流出のもみ消しとしてX氏に500万円を支払ったと言います。

しかし結果的に音声データが流出してしまった榊原信行さんは、このX氏の行為を恐喝にあたるとして警察に相談したのです。

しかし榊原信行さんは週刊ポストの取材に対し、Y氏の風評を耳にしていたため、2018年時点でRIZINの第三者機関であるコンプライアンス委員会によるチェックを済ませ、反社会的勢力との関係はないという結果が出ていると明かしたのです。

そして音声データではY氏と反社会の関係を認める発言をしたことについて榊原信行さんは、‟知人に高圧的な空気を感じて早く電話を切りたかったため、生返事をしてしまった”と回答しています。

そんな榊原信行さんはX氏に500万円を渡してしまったことについて、以下の理由から渡したことを明かしています。

こうして様々な思いから500万円をX氏に渡したが故に、反社との関係をより一層疑われた榊原信行さんですが、反社会との関係はきっぱりと否定しています。

その後、榊原信行さんはX氏側の行為を恐喝にあたるとして警察に相談していましたが、2022年1月16日に『中央政界社』の役員でX氏とされる鈴木翔太容疑者と、黒幕の峯岸一容疑者が恐喝容疑で逮捕されたのです。

しかし2023年2月14日、東京地検はX氏らを不起訴処分としたことを発表しており、理由については明らかとなっていません。