浜田雅功は高校へ進学してからは相方・松本人志とは離れ離れになったようで、ここからほとんど交流はなくなってしまったのだとか。また、彼は周りの友達にどこの高校へ進学とは伝えていなかったようで、松本人志も彼がどの高校に通っていたのかは知らなかったのだそうです。

浜田雅功は進路を決める高校3年生の頃に父親の勧めから競艇選手の試験を受けたようで、このときは学科で合格はしたものの、面接で不合格となっています。当時の彼は本気で競艇選手を目指していたようで、小柄で体重が軽かったことが要因なんだそうです。

浜田雅功は高校卒業後は大学へは進学しておらず、吉本興業が当時設立したばかりの「NSC（吉本総合芸能学院）」へ進んでいます。彼はたまたまもらっていたNSCのチラシを見て松本人志に声をかけていて、同学校の第1期生となりました。

ちなみに松本人志には中学2年生の頃にお笑いの道へ誘っていたようですが、高校が別々だったこともあってその話は無かったことになっていたのだそうです。

浜田雅功と松本人志の2人はNSCに入ったばかりの頃は「松本・浜田」というコンビ名で、その後は「まさと・ひとし」、「てるお・はるお」、「ライト兄弟」と改名しています。

ちなみにダウンタウンという名前は喫茶店で「週刊誌をペラペラッとやって、指で押さえたところをコンビ名にしようぜ」と話し合い、指で押さえたところがたまたま「ダウンタウン」だったため、この名前になったのだそうです。

浜田雅功と松本人志の2人はNSCに入った当初から注目の存在だったようで、入所わずか2ヶ月で毎日放送の「素人名人会」で名人賞を獲得。その1か月後にはマンザイ新人コンクールにて福笑い大賞を受賞。その後は「なんば花月」への公演に出演したり、テレビ番組への出演。漫才コンテストでの優勝など、破竹の勢いで人気を獲得していきました。

浜田雅功が通っていた「日生学園」という高校は当時非常に有名なスパルタ校で、生徒は毎日常軌を逸したスパルタ教育を受けるなど、現代ではありえない校風だったのだとか。

実際に当時を知る人たちからは「刑務所」と呼ばれていて、脱走する者も多かったほどだったのだそうです。

浜田雅功はダウンタウンとしてブレイクしたあとに当時の恩師である教師とテレビ番組で再会していて、このときは「一番苦手で怖かった」と当時の心境を振り返っていました。

卒業しても当時の先生には頭が挙がらない様子で、先生からも「えらくなったな」と褒められていました。

お笑い芸人の今田耕司もじつは日生学園の元生徒。彼はこの高校に通っていた頃、2度の脱走を行っていて、最終的には中退しています。当時はまるで刑務所のようだったと語っていて、2度目の脱走の際に学校には戻らず、そのまま退学してしまいました。ちなみに彼は中学3年生の頃に万引きをしてしまい、それがきっかけで更生目的で日生学園に入れられたのだそうです。

浜田雅功はスパルタ校の日生学園の出身者ですが、現在はスパルタ教育は一切行っておらず、ごく一般的な高校へと生まれ変わっています。また、名前も「日生学園第二高等学校」から「青山高等学校」に変わっていて、当時の名残などは一切ないのだそうです。

日生学園は「スパルタ校」として知られていますが、どんな高校だったのでしょうか？当時の日生学園は全寮制の高校だったようで、基本的に自由時間はなく、唯一月に1回の帰宅のときだけが自由時間だったのだそうです。そのため、問題も非常に多く、過去には国勢調査が行われたこともありました。

浜田雅功も通った日生学園は行き過ぎたスパルタから非常に問題が多く、暴力事件や脱走事件は頻繁に起こっていました。これはあまりの厳しさに耐えかねた生徒が続出していたことを表していて、浜田雅功も入学後すぐに脱走して地元に帰っていたこともあったのだとか。

また、最悪の場合は自殺や事故死などもあり、当時から常軌を逸した高校として認知されていました。