その後、父親の勧めで高校卒業後は競艇選手になる事を志した浜田雅功さんは、学科試験は合格するも面接で落とされたため競艇選手を断念すると、当時開校したばかりのNSCのチラシをたまたま貰ったことがきっかけで、就職が決まっていた松本人志さんを誘い1982年4月にNSC1期生として入学したのです。

そんな浜田雅功さんは入学と同時に松本人志さんとお笑いコンビ『浜田・松本』を結成すると、入学わずか2ヶ月目にして『素人名人会』で名人賞を受賞し、その1ヵ月後には『第3回今宮子供えびすマンザイ新人コンクール』で福笑い大賞を受賞、『お笑い君こそスターだ!』で5週勝ち抜きグランドチャンピオンになるなど、結成当初から頭角を現しています。

そして「まさし・ひとし」や「青空てるお・はるお」、「ライト兄弟」や「まさと&ひとし」など様々なコンビ名で活動した2人は、1983年に現在の『ダウンタウン』に改名すると、翌1984年に『NHK上方漫才コンテスト』で優秀賞、『ABC漫才・落語新人コンクール』で最優秀新人賞を受賞するなど、さらなる活躍を見せています。

その後、テレビのレギュラーを獲得し定期公演で人気を集めたダウンタウンは、1987年4月からダウンタウンメインの『4時ですよーだ』の放送がスタートすると、同番組で爆発的な人気を獲得し、大阪でブレイクしたのです。

そして1989年に吉本興業からの命令で東京へ進出し、関東のローカル番組『夢で逢えたら』に出演したダウンタウンは、同年に『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』がスタートすると、以降『ダウンタウンのごっつええ感じ』や『ダウンタウンDX』、『HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP』がスタートし、とんねるず、ウッチャンナンチャンらと共に‟お笑い第三世代”と呼ばれ、人気を不動のものにしています。

こうしてコンビとしてブレイクした浜田雅功さんは、東京進出後の1991年にテレビドラマ『パパとなっちゃん』に出演すると、これを皮切りに『ADブギ』や『十年愛』、『もしも願いが叶うなら』や『人生は上々だ』、『竜馬におまかせ!』や『ひとりぼっちの君に』など多くのテレビドラマに出演し、俳優としても人気を集めています。

さらに1995年に小室哲哉との音楽ユニット『H Jungle with t』を結成し歌手デビューした浜田雅功さんは、デビューシングル『WOW WAR TONIGHT 〜時には起こせよムーヴメント』がオリコンチャートで7週連続1位を獲得し、200万枚以上を売り上げる大ヒットを記録すると、同年の紅白歌合戦にも初出場を果たしたのです。

コンビ・ソロ共に順調だった浜田雅功さんは、東京へ進出した年の1989年10月にタレントの小川菜摘さんと結婚し、翌1990年1月に大阪・梅田玉姫殿で行われた披露宴では、ゴンドラ演出などの豪華披露宴で話題となったのです。