そして「まさし・ひとし」や「青空てるお・はるお」、「ライト兄弟」や「まさと&ひとし」など様々なコンビ名で活動した2人は、1983年に現在の『ダウンタウン』に改名すると、翌1984年に『NHK上方漫才コンテスト』で優秀賞、『ABC漫才・落語新人コンクール』で最優秀新人賞を受賞するなど、さらなる活躍を見せたのです。

その後、テレビのレギュラーを獲得し定期公演で人気を集めたダウンタウンは、1987年4月からダウンタウンメインの『4時ですよーだ』の放送がスタートすると、同番組で爆発的な人気を獲得し、大阪でブレイクしたのです。

そして1989年に吉本興業からの命令で東京へ進出し、関東のローカル番組『夢で逢えたら』に出演したダウンタウンは、同年に『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』がスタートすると、以降『ダウンタウンのごっつええ感じ』や『ダウンタウンDX』、『HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP』がスタートし、とんねるず、ウッチャンナンチャンらと共に‟お笑い第三世代”と呼ばれ、人気を不動のものにしています。

こうしてコンビとしてブレイクした松本人志さんは、相方・浜田雅功さんがテレビドラマに出演するなど活躍する一方、とことんお笑い活動にこだわり1994年に入場料1万円のライブ『寸止め海峡』、1995年には『松風'95』を開催するなど活躍したのです。

また1993年から「週刊朝日」でエッセイを連載していた松本人志さんは、1994年に単行本化した『遺書』、1995年に『松本』を発刊すると、それぞれ250万部、200万部を売り上げるベストセラーとなり、同年の芸能人長者番付で1位となっています。

そんな松本人志さんはこれまでお笑い活動にこだわり続けていましたが、2000年に中居正広さんとのＷ主演で『伝説の教師』に出演すると、それを皮切りにテレビドラマや映画に出演し、2007年には監督や脚本を務めた映画『大日本人』を発表し監督デビューも果たすなど、多岐にわたり活躍したのです。

ダウンタウンとして人気を博した松本人志さんは、若い頃がイケメンと評判だったこともあり、モテモテで島袋寛子さんや常盤貴子さんなど有名芸能人とも浮名を流しています。

そんな松本人志さんは生涯独身だと誰もが思っていましたが、2009年に元タレントの伊原凛さんと結婚し、同年には愛娘『てらちゃん』も誕生しています。