演歌歌手だった母親のコネによりマセキ芸能社所属となったナイツですが、そのコネが影響して半ば強制的に漫才協会に入ることになったと明かしたことがあります。

ナイツがテレビ朝日系「しくじり先生 俺みたいになるな」に出演した際、自身らが在籍する漫才協会に入った経緯について、「社長に半ば強制的に決められた」と明かしました。

というのも、マセキ芸能社を代表するタレントの内海桂子・好江の二人が漫才協会に所属しており、マセキ芸能社の芸人は誰でも一度は協会入りを打診されるといいます。

しかしナイツだけは断ることさえ許されず、強制的に漫才協会に入ることになりました。
その理由には、母親の津島明希が関わっています。

土屋伸之は自身の母親がマセキ芸能社で演歌歌手・津島明希として活動していたことを話し、「津島明希を売り出すためにマセキ芸能社は莫大な借金を抱えた」と明かしました。

マセキ芸能社の社長は自社の芸人を漫才師として浅草で売れさせたいという強い思い入れがあり、実力を持ったナイツが母親のコネで入社したため借金を盾に有無を言わせず漫才協会入りを固めたようです。

こうして漫才協会に入ることになったナイツですが、今では土屋伸之は協会の常任理事、相方の塙宣之は副会長と大出世しています。

始めは強制だった漫才協会入りですが、二人の漫才に対する熱意があったからこそ、ここまでの地位を築くことができたのかもしれないですね。

土屋伸之の母親・津島明希は、演歌歌手を引退してからは専業主婦として家事育児に専念し、メディアに出演することはありませんでした。

しかし息子の土屋伸之がナイツとして売れたことでテレビ番組の企画に親子出演する機会が生まれ、2009年にテレビ東京の深夜バラエティ番組「アリケン」で親子漫才を披露しています。

さらに2010年にはフジテレビの特別番組「お笑い芸人親子で漫才決定戦スペシャル5」に出演し、親子でコンビ「他人じゃナイツ」を結成して親子漫才を披露しました。

2017年放送のフジテレビ系バラエティ番組「ウチくる!?」にナイツが出演した際、番組の締めくくりに二人の母親がサプライズ登場し、息子に宛てた手紙を読み上げるシーンがありました。

手紙によると、土屋伸之は1歳の時に白血病の疑いがあると診断され、原因不明のまま3ヶ月後に徐々に回復するまで、家族は祈ることしかできなかったといいます。

母親は「その頃から優しい子どもでしたが、今でも本当に優しく、来年古希を迎える私とお父さんの健康と老後の事を心配して気遣ってくれますね」と綴り、涙ながらに「本当にありがとう。心から感謝しています。私の息子に生まれてきてくれて本当に本当にありがとうございます」と伝えました。

土屋伸之は母親からの愛の込もった手紙を涙を堪えながら聴いており、あたたかくて優しい家族の絆が感じられるシーンとなりました。

土屋伸之の父親は一般人ですが、名前が判明しており、「土屋 潤一郎（つちや じゅんいちろう）」といいます。

父親は普通の会社員で芸能界とは無縁ですが、演歌歌手だった津島明希とはお見合いで出会いました。
津島明希の姉が縁談を持ってきたようで、お見合いを通じて出会い、子供にも恵まれ、演歌歌手を引退した津島明希の代わりに一家の大黒柱として家族を守りました。

土屋伸之は大学時代に落語研究会に入りお笑いの道に足を踏み入れましたが、息子の芸能界入りに最後まで反対していたのが父親でした。

父親は一般の会社員ということもあり、不安定な職である芸人という道に難色を示していたようです。

しかし実際に芸能界入りしてナイツが成功する姿を見ると応援してくれるようになり、今ではナイツのスケジュールをチェックしては親族や友人にファックスを送りつけるほど熱心に応援してくれているそうです。

ナイツの二人も父親の応援についてラジオで語ったことがあり、相方の塙宣之は「俺の実家にも送ってきたよ。ナイツのスケジュール全部送ってくる」と明かしていました。

最初は芸能活動に反対していた父親も今では一番の応援隊長となり、良好な親子関係を築いていることが窺えました。

土屋伸之には妹が2人おり、3人兄弟の長男として育ちました。
妹はそれぞれ2歳年下、4歳年下で年齢が近く、土屋伸之は妹たちをとても大事にしていることを明かしています。

小学校時代の作文では「ぼくのたからものは妹です」と書くほど溺愛しているようで、その関係性は大人になった今でも変わっていません。

洋服を買う時は妹たちと一緒に出掛けてショッピングを楽しんでいることを明かしており、ファッションセンスのない土屋伸之の代わりに妹たちがコーディネートを考えてくれるなど、とても仲の良い兄弟であることを明かしていました。

ナイツ土屋伸之の実家と家族をお届けしました。
お笑い芸人として確かな地位を築いたナイツの更なる活躍に期待したいですね！