ここからはさしみちゃんの学歴をお届けします。

さしみちゃんの学歴は、小学校・中学校は地元である埼玉県の公立学校だった可能性が高いです。
詳細な校名は公表されていないため不明ですが、支援学級には通わずに通常の学級に通っていたことを明かしています。

さしみちゃんは先天性の病気を患っていたため、生まれた時から医師に「一生歩けない」と言われていました。

しかし赤ちゃんの時に母親が「沐浴中にこんなに足を蹴っているなら、きっと歩けるだろう」と思い、歩く練習を始めさせたといいます。

一般的には子供は1歳頃から一人で歩くようになりますが、さしみちゃんは2歳の時にゆっくりと歩くようになり、小学校時代も他の子よりは遅れるものの歩いて生活ができるようになりました。

小学4年生の時に事故で歩けなくなってからも手術後にリハビリの甲斐あって少しずつ歩けるようになり、遠足の時などはクラスメイトに車椅子を押してもらうことはあれど、普段の通学は歩いて通うことができるまでになりました。

さしみちゃんの学歴、高校は詳細な校名は公表されていないものの、定時制の高校だったことが明かされています。

高校時代はまだ電動車椅子を持っていなかったため、学校へは杖をつきながら片道1時間かけて通っていました。

さしみちゃんの学歴、大学は東京都練馬区にある私立大学「日本大学芸術学部」です。

もともと美術が好きだったことからデザイン学科に進学し、大学では自主制作の映画を撮ったり、アート系の写真を撮ったり、ミュージックビデオを作成したりといった活動をしていました。

大学は奨学金で通っており、奨学金を返すためにチャットレディをはじめ3つほどのアルバイトを掛け持ちしていたといいます。

また、大学生になると行動範囲も広くなりますが、当時もまだ電動車椅子は持っていなかったため、足の裏にマメを作りながら痛みに耐えて大学生活を送っていました。

さしみちゃんは大学で学んだ美術・芸術の分野を活かし、現在はデザイナーの仕事に就いています。

勤務先の会社名は公表されていませんが、現在はフリーのデザインを請け負いながら、在宅のグラフィックデザイナーとして働いています。

仕事内容はニュースの解説図の作成や、アプリ画面のデザインなどがメインとのことです。

さしみちゃんはデザイナーとして会社に就職するにあたり、大学生時代から努力を重ねてきました。

本人は「割とスムーズに内定をもらえました！」と言っていますが、その裏には人並み以上の努力があります。

大学生時代、就活時期に入ったさしみちゃんは、希望の会社にバリアフリーが整備されておらず、書類選考の段階で車椅子を理由に落とされることが多々ありました。

しかし大学時代から美術分野に就職したいと決意していたため、在学中に障がい者雇用での就活を念頭におき、デザイン系のアルバイトで経験を積んだり、ポートフォリオを入念に作成したりと、できる限りのことを準備しました。

その結果、何社からも内定を貰うことができ、周囲の人よりもかなり早い段階で就活を終えることができたといいます。

ハンデがあるからこそ自分に何ができるのかを戦略的に考え、実行に移す努力をしたからこそ、「就活は割とスムーズだった」と言える結果を掴み取ることができたのですね。