富澤たけしさんはお笑いコンビ「サンドウィッチマン」のボケを担当していますが、コントの内容によってはツッコミを担当することもあります。お笑い芸人でありながら、俳優としてドラマなどでも活躍しています。


東京都板橋区生まれで、両親と兄の4人家族。富澤たけしさんは、生後半年で愛知県名古屋市守山区に引っ越し。1980年には、新潟県新潟市（同市中央区）に引っ越ししています。さらに、1984年には宮城県泉市（現・仙台市泉区）へ。いずれもお父さんの転勤によるものだそうです。

富澤たけしさんの父、富澤清さんは大手輸入食品会社支社長をされていました。富澤たけしさんは、吉本興業仙台事務所「仙台吉本」に所属することを目標に、ラグビー部で同級生だった今の相方、伊達みきおさんを誘います。

しかし、ここでは断られてしまいます。そして、富澤たけしさんは、小中学生時代からの友人と組み「ゆやゆよん」というコンビでアマチュア活動開始。「仙台夕やけ劇場」の素人コーナーに出演をしていました。

仙台吉本に所属をする前に仙台吉本が撤退してしまいました。活動をしていた「仙台夕やけ劇場」も吉本の撤退と同時に閉鎖。自然と「ゆやゆよん」は解散してしまいました。そのご、一度断られた伊達さんを再びお笑いの道に誘った富澤たけしさん。ここで、伊達さんからOKの返事をもらうことになります。

1998年9月に伊達さんと一緒にお笑いコンビ「親不孝」を結成。仙台で活動を続けます。仙台吉本の撤退を理由に、「親不孝」はホリプロ預かりとなりますが、ネタ見せの場での不満やトラブルなどがありホリプロを脱退します。

フリーになった「親不孝」はコンビ名を「銭と拳（かねとこぶし）」に改名。その後、浜田ツトムさんが加入し「サンドウィッチマン」となりました。浜田さんは、その後脱退。富澤たけしさんは、伊達さんと活動を続けていきます。プライベートでは、2009年4月に、一般人女性と結婚。

2011年4月27日に長男が誕生、2015年6月9日に次男が誕生しています。2011年3月11日、富澤たけしさんは、気仙沼市で『サンドのぼんやり〜ぬTV』のロケの最中に関東大震災に会い被災。スタッフの指示のもと安波山に避難しましたが、津波で浸水した町に火災が発生し、山を下りることができなくなってしまいます。

その後、気仙沼市内のホテルのロビーに避難。翌朝には、自身のブログで無事を報告しています。富澤たけしさんは、当日東北放送へ向かう最中に『久米宏 ラジオなんですけど』に生出演。10時間かけて東京へ戻ったそうです。富澤たけしさんのブログのコメント欄は、今でも安否情報の連絡掲示板として開放されています。

富澤たけしさんの出身小学校は、仙台市立南光台小学校です。小さい頃から、お父さんの仕事の都合で引っ越しが多かった富澤たけしさんですが、新潟から仙台に引っ越していこうは落ち着いて仙台で暮らしています。

富澤たけしさんの出身中学は、仙台市立南光台中学校です。中学時代は、お兄さんとのケンカが絶えずお兄さんより強くなるために柔道をはじめました。この頃、富澤たけしさんは、友達と一緒に「ビーバップハイスクール」風の映画を作成し富澤たけしさんは、監督と主役を務めています。

富澤たけしさんは、中学卒業後仙台商業高等学校に進学しています。この学校は、市立の男子校で硬式野球部やバドミントン部は全国大会に出場経験のある学校です。富澤たけしさんは、「ビーバップハイスクール」に憧れていて、学ランが着たかったことを理由にこの学校への進学を決めたそうです。

学ランを着たくて入学したこの高校は、富澤たけしさんの入学の代から制服が学ランから変更されてしまいました。この時、富澤たけしさんは「途方にくれた」とお話しています。

高校のラグビー部に所属していた富澤たけしさんは、同じ部活で今の相方伊達みきおさんと出会います。当時、2人が所属していたラグビー部は上下関係が厳しかったようで2ヶ月に1回、練習が終わったあとには「芸だし」があったそうです。

ここで、面白いことをして先輩を笑わせないと帰してもらえないという謎のルールがあり、遅い時には22時くらいまで帰してもらいないことも。芸だしでの、富澤たけしさんと伊達さんの息がぴったりだったことから、2人まとめて呼ばれることが多かったようです。

富澤たけしさんは、高校生の頃から普通の会社員にはなりたくないと思っていたそうで、役者やモノを作る人間になりたいと漠然と考えていました。そして、卒業間近には芸能人かクリエイターという夢を捨てたくなかったために、高校卒業後は進学も就職もせずアルバイト生活を始めています。