瓜田純士の腕には、和柄の龍の刺青が彫られています。

龍の柄の刺青が持つ意味としては、「立身出世」が挙げられます。

中国の伝説に「鯉が河をのぼり、滝を乗り越えると龍になる」という伝説があり、これが立身出世を意味するようになりました。

瓜田純士の体には、トライバル柄のタトゥーも多く見られます。

トライバルとはポリネシアやミクロネシアなど部族間で伝承されてきた民族的な模様のことで、タトゥーとして入れることで〝彫る時の痛みに耐えた強い男性〟と認められます。

部族の文化や宗教によって柄に込められる意味は異なりますが、現代日本におけるトライバルタトゥーはファッションの意味合いが強いです。

瓜田純士のタトゥーといえば、顔を埋め尽くすほどに所狭しと彫られたタトゥーが印象的です。

常に人目に晒されることになる顔面にタトゥーを入れた理由については、〝ドン底の人生に変化をもたらしたかったから〟ではないかと思われます。

瓜田純士が顔面にタトゥーを入れたのは、著書「遺書」を出版した頃のことです。
当時の瓜田純士は友人との問題を赤裸々に綴ったこの書籍を発売することに精神的に追い込まれ、酒に逃げて重度のアルコール依存症に陥ったことを明かしています。

人生のドン底とも言えるこの時期に、「変化」や「成長」を意味する蝶の柄を選んだことからも、自暴自棄になってしまった人生に変化を生みたいという理由で顔面にタトゥーを彫ったのではないかと考えられます。

ただ、少なからず顔面にタトゥーを入れたことを後悔した時期はあるようで、それについて瓜田純士自身が語ったことがありました。

瓜田純士の顔面タトゥーは今では彼を象徴するアイコンの一つとなりましたが、以前は顔面に入れたことを後悔していた時期があったと明かしています。

瓜田純士は顔面タトゥーの弊害について「部屋も借りられないし、就職もできない。当時は一般社会で知られていない存在だったから〝誰だあいつ〟という視線の中で生活しなければならなかった」と当時を振り返りました。

また、街中を歩いている時にふと鏡のある場所に行くと、自分でも顔一面に彫られたタトゥーにギョッとしていたといいます。

今でこそタトゥーはファッションとして広く愛される存在になりましたが、当時は刺青を彫っている人は異質な存在として見られ、周りの視線や生きづらさも含めて「後悔しました」と語る思いをしていたことを明かしました。

しかし現在の瓜田純士は総合格闘家として活躍し、ブレイキングダウンにもなくてはならない存在となるほど人気を集めています。

後悔したこともあったタトゥーは瓜田純士の代名詞となり、人前に立つ上で覚えてもらいやすいというメリットを得ることができました。

そのため過去の後悔は消え、「終わり良ければじゃないけれど、今思えば後悔はあんまりない」と語り、前向きに人生を生きているようです。

瓜田純士のタトゥー画像、刺青の柄の意味と入れた理由をお届けしました。
格闘技の世界で活躍を続ける瓜田純士の今後にも注目していきたいですね！