平成ノブシコブシは漫才とコント両方をすることで知られており、基本的には“破天荒キャラ”の吉村崇さんがハイテンションで型破りな振る舞いを見せるのが特徴で、ネタの途中にシャツを破ったりと大胆な行動でも有名です。

平成ノブシコブシの最初の解散危機は結成5年目の2004年頃だと言い、徳井健太さんが寝坊したせいで激怒した吉村崇さんから『解散だ！』と大声で言われ、徳井健太さんもすぐに承諾して解散したそうです。

しかし同日の夜、吉村崇さんは徳井健太さんに電話で謝罪し、”もう一度頑張ろう”と言ったことで解散を免れています。

こうして1度目の解散危機を免れた平成ノブシコブシでしたが、2度目の解散危機もそう遠くはなく、結成8年目となる2007年に訪れています。

そんな平成ノブシコブシは2度目の解散理由についてはっきりと覚えていないようですが、取り敢えずお互いにしっかりと解散したいと思っており、当時のCMの違約金を払ってでも解散を望んでいたそうです。

2度の解散危機を乗り越えた平成ノブシコブシですが、M-1ラストイヤーとなる2010年に決勝に出る為のネタ作りをしていた時、吉村崇さんは『とにかく売れるため』、徳井健太さんは『面白いと思われる為』のネタ作りをしたいとして方向性に違いが生じ、2人の間に大きな溝が生じたそうです。

そして決定打となったのは、2人の間に溝が生まれた後に吉村崇さんが発した言葉だったのです。

平成ノブシコブシは2010年、品川よしもとプリンスシアターというホテルに併設された劇場でライブを行っており、ライブ後に徳井健太さんが後輩らと喋っていると、吉村崇さんが激昂しながら『ボケもツッコミもトークもできなかったら、お前何ができるんだよ！』と言い放ったため、徳井健太さんはそこで今までとは違い、確実な殺意が芽生え、ここから本当に不仲になったそうです。