ビートたけしさんは映画監督の際は、北野の名前で作品を制作しています。
東京都足立区出身で、両親と4人兄弟の6人家族です。4人兄弟の末っ子で、三男のお兄さんは、俊徳大学の教授をしている北野大さんです。父親は、塗装業をされていました。

ビートたけしさんは、芸能の世界に興味があり学生演劇に参加していましたが、文学的なことがわからず馴染むことができなかったそうです。そして、演芸であれば自分でもできるのかもしれないと芸人の道に進むことを選びます。

ビートたけしさんが25歳の時、浅草にあるストリップ劇場フランス座のエレベーターマンのアルバイト募集の張り紙を見つけてアルバイトを始めます。同時に、芸人の見習いも始めました。劇場の経営者兼座長であった深見千三郎さんに師事し、コントの下積み修行を始めます。

このときのビートたけしさんは、同じ劇場の同僚とコンビを組んでいましたが、その相方が入院したためにコンビは自然消滅してしまいます。のちに相方となるビートきよしさんは、浅草ロック座で劇場進行の修行中。

ビートたけしさんとストリップのショーの合間にコントで共演していたことから、ビートきよしさんから声をかけ、漫才コンビを組むことになりました。しかし、漫才コンビの結成は師匠の深見千三郎さんがビートたけしさんが漫才へ転向することを認めてくれずに破門されてしまいました。

破門された二人は、松鶴家千とせさんに弟子入りしコンビ名『松鶴家二郎・次郎』の名前をもらい漫才師としてスタートしました。その後、『空たかし・きよし』に改名、さらに『ツービート』に改名しています。ツービートに改名後は、1980年に訪れた漫才ブームで大ブレイク。

1981年からは、フジテレビのバラエティ番組『オレたちひょうきん族』に出演が決まり、ビートたけしさんは、「タケちゃんマン」のキャラクターで人気者となりました。プライベートでは、ビートたけしさんは2回結婚、離婚を1回しています。

最初の結婚は1980年で、相手は元漫才師の幹子さんです。ビートたけしさんよりも4歳年下で、幹子さんは短大在学中に「ミキ＆ミワ」として1971年に漫才師デビューしています。2人は、テレビ番組での共演がきっかで出会い、結婚。結婚当時、ビートたけしさんはまだ売れる前だったので、幹子さんはスナックでアルバイトをして家計を支えていました。

2人の間には、2人の子供がいます。長男の篤さんと、長女の井子さんです。篤さんは、2010年ごろからCMプランナーとして活動をしていて、長女の井子さんは、1997年に芸能界デビュー。翌年には、歌手デビューもしますが今は、結婚し芸能活動はしていません。

ビートたけしさんが離婚したのは2019年、結婚39年目でした。そして、翌年2020年にビートたけしさんは再婚します。相手は、18歳年下の女性で交際期間は8年と言われているので不倫関係にあったと想像できますね。

ビートたけしさんの出身小学校は、足立区立梅島第一小学校です。ビートたけしさんは、母親からは厳しく育てられ学校の成績はとても良かったようです。小学生の頃に、硬式野球を始めています。

またビートたけしさんの実家はペンキ屋を経営していて、この頃は、親の仕事を子供が継ぐのが普通の時代でした。しかし、母親は「ペンキ屋なんて、継いでも仕方がない。大学へ行け。」と大学進学を進めていました。

この教育方針は、近所から変わり者扱いをされたようですがお兄さんが勉強ができたこで優秀とも言われていたそうです。

小学校卒業後、ビートたけしさんは足立区立第四中学校に進学します。この中学は、学区外にある学校でしたが教育熱心な母親が進学校を希望し、越境入学をしています。

ビートたけしさんは、足立高校に進学しています。

高校でも、小学校から続けていた野球部に所属しますが、硬式野球部には同級生に元プロ野球選手成田文男さんが在籍していたために軟式野球部に入部しています。得意科目は数学で、この頃は数学者になりたいと思っていたそうです。数学は、高校時代の全国模試で1位取るほどでした。