フライデー襲撃事件とは、1986年（昭和61年）12月9日、お笑いタレントのビートたけし（北野武）をはじめ、たけし軍団ら12人が講談社の写真週刊誌『フライデー』の編集部を襲撃した事件です。当時数多くのレギュラー番組を持っており、お笑い界のBIG3と称され、まさに売れっ子だったビートたけしでしたが、その反面、メディアやマスコミから必要以上に取材を責められ、遂にはたけしの家族にまで手が回るようになり、次第にたけしはメディアやマスコミに対し不満と苛立ちが溜まるようになっていました。

それからまもなくして1986年の12月8日、東京都渋谷区の路上で、ビートたけしと当時親密に交際していた専門学校生の女性に対し、『フライデー』の契約記者が強行取材を試みるも女性は立ち去ろうとします。すると記者が前方に立ちふさがってテープレコーダーを女性の顔に突きつけ、手を掴んで引っ張る等の行為に及び、頸部捻挫、腰部捻傷で全治２週間の怪我を負わせました。

たけしらは「ぶち殺すぞ、この野郎！」と叫びながら、粉末消火器を噴射した上、同誌の編集長及び編集部員らに室内にあった雨傘や拳で殴打したり蹴ったりして、肋骨骨折などで１ヶ月から１週間の傷害を負わせた。たけしらは住居侵入・器物損壊・暴行の現行犯で、警視庁大塚警察署によって逮捕されました。その後の裁判でたけしに対して懲役6ヶ月執行猶予3年の判決が下され、たけし軍団は検察庁から起訴猶予処分となった。なお、判決を下した裁判官は判決の中で、たけしらの行為を厳しく断罪すると共に、「被告人がフライデーの取材方法、編集方針等に憤慨し、苦情を言わずにいられなくなった心情には酌むべき点が十分ある」として、フライデー側の過剰な取材にも苦言を呈しています。

人気バラエティ番組だった「めちゃ×2イケてるッ」（フジテレビ系）でブレークした山本は、2006年7月に北海道函館市で当時、17歳だった少女に飲酒させたうえ、性的暴行に及んだとして警察に被害届が出されたことが明らかになると、吉本興業から即、契約解除されました。山本はそれ以前にも学園祭で下半身を露出し、公然わいせつ罪で逮捕、さらにホステスを妊娠させ、中絶を強要するなど、不祥事が続いていました。

2019年6月6日、入江慎也が所属する吉本興業を通さずに出演料を受け取る闇営業を振り込め詐欺グループとの間で行い、所属タレントを仲介していたとして同年6月4日付けで吉本興業から契約を解消されていたことが発覚し、入江は後に芸能界を引退。6月7日発売の写真週刊誌「フライデー」が、振り込め詐欺グループの忘年会に入江のほかに宮迫博之、田村亮などが参加していたことが報じられました。

振り込め詐欺グループの忘年会に参加した芸人の中には雨上がり決死隊の宮迫博之、ロンドンブーツ1号2号の田村亮という冠番組を複数抱えた芸人もいたことや、実際には計300万円を受領していたにもかかわらず仲介役の入江と共に口裏合わせをして「ノーギャラ」と嘘を吐いたことから批判が殺到。これとは別にスリムクラブの両名が2016年に知人の他社所属芸人を通じて反社会的勢力の人物が参加した飲食店オーナーの誕生日パーティに出演し金銭を受け取っていたことが発覚するなど、多くの芸人の名前が浮上、一大スキャンダルに発展しました。