参加した女性からの証言で、小沢一敬さんは女性たちに「粗相があったらこの辺を歩けなくなるかも」「これ断ると仕事なくなるよ」などの脅迫めいたことを言ってきたそうです。

言われた女性は芸能界に関わる仕事をしていたため、怖くなって告発ができなかったと語っていました。

文春の記事がネットで公開されるや否やSNS上では「松本さんや小沢さんたちの行為は許されない」と断罪する人がいる一方で、「性加害の真偽がハッキリしていない」と慎重な意見を述べる人もいました。

そんな中、問題を複雑にさせたのが小沢一敬さんと参加女性がLINEのやりとりをしたと思われる画像でした。

前述した、小沢一敬さんが仕切ったとされる飲み会の一部始終が終わり、参加した女性たちがそれぞれ家に帰った後、再びLINEが動き出します。

12月29日に、LINEでの小沢一敬さんと参加女性のやりとりを切り取った画像と『芸人界隈から回ってきた』と書かれたツイートがXに投稿されました。

前述しています「今どんな感じですか？大丈夫？無理すんなよ」という投稿の後に、参加していた女性からの衝撃の投稿があったのです。

それは、性加害に遭ったとされる女性が小沢一敬さんに対して送ったお礼メッセージでした。

「小沢さん、今日は幻みたいに稀少な会をありがとうございました。会えて嬉しかったです。松本さんも本当に本当に素敵で、●●さん（※画像では実名）も最後までとても優しくて小沢さんから頂けたご縁に感謝します。もう皆それぞれ帰宅しました　ありがとうございました」

「●●さん」とは、おそらく放送作家のX氏のことでしょう。文春の記事では、X氏もこの女性に対して性加害を行っていたと言われています。

この女性のお礼メッセージは、飲み会の後の午前0時26分に送信されていました。内容的にはやらせのようなものではなく、実際に参加した女性からのメッセージだということが明らかになっているようです。

飲み会の席で女性たちの携帯を回収し、その後見れるはずもないLINEをその女性たちに送り、アリバイ工作のようなことをやっていたことは前述しました。

しかし、2024年1月5日にそれを見た張本人の松本人志さんからのツイートが確認されました。

「とうとう出たね。。。」という文面と共に、当日のLINEのスクリーンショットも添えられていたのです。

その後1月8日に、吉本興業から松本人志さんの活動休止が発表された日の翌日9日、今度はホリプロコムから小沢一敬さんの活動継続が発表されました。

この時点でホリプロコム側は、責任の全ては松本人志さんにあり、小沢一敬さんはまだ逃げ切れると思っていたかもしれません。