捻りや意外性はないが、その強引さがたまらなく面白いという方、わけのわからないことを一生懸命やった末に滑っているのが面白いという方など、熟練されたしゃべりで笑いをとるような、達人とは違った面白さがたまらないのではないでしょうか。

結論を言いますと、確かにハリウッドザコシショウさんのどうしようもない喧騒が視聴者を虜にしているのことは間違いないようです。

まだネタがウケない時代の錦鯉さんが、ザコシショウさんに相談したときに帰ってきたアドバイスが、

「台本なんか作っちゃダメだ。長谷川はバカなんだから、バカを前面に押し出したネタをした方がいい。出だしからでけえ声ださせろ」と返ってきたそうです。

その後、ハリウッドザコシショウさんのアドバイスどおりに、長谷川さんに大きな声で、出だしを「こ～んに～ちわ～」と挨拶を入れると、かなりウケたということでした。

2021年5月の『アメトーーク』にハリウッドザコシショウさんと共演したAMEMIYAさんが、バンドを辞めてお笑いに専念したいことを相談した際、ザコシショウさんは「うちの事務所に来なよ」と誘ってくれたのです。

現在AMEMIYAさんは、そんなザコシショウさんの優しさに触れて、月収300万円ほど稼いでいるとか。

ハリウッドザコシショウさんのいい人ぶりがここでも活きていました。

この話は、ハリウッドザコシショウさんと30年来の付き合いのある放送作家の野々村由紀子さんの証言です。

彼女によりますと、ザコシショウさんは女性に対してとても真面目で、まっすぐ向き合っていたそうです。

NSCで同期のケンドーコバヤシさんも、ザコシショウさんは全然遊ばないし真面目だと話していました。本当にいい人の鏡ですね。

ニッポン放送の『中川家　ザ・ラジオショー』で中川家と対談したとき、「ザコシはどうなん、奥さんがつくる料理は？」と聞かれると、殆ど料理は自分が作ると答えたそうです。

『さんまのお笑い向上委員会』ではケンコバさんも、ザコシショウさんが子供のお弁当を作っていると語り、家庭的な面が伺えました。