しかし一方で、「かまいたちの何が面白いの？」という方もいることは事実です。

理由の1つが「トークができない」ということ。

前述していますように、かまいたちは正統派と言われていて安定感もあります。

しかし、正統派であるが故の落とし穴がありました。彼らにはキャッチフレーズになるような爆発力やトークに欠けているという点です。

中には一発屋で終わってしまう芸人さんもいますが、そういった方でも自分のこれだ、という芸を持っています。また、目立つようなしゃべりやキャッチがないのも地味目で面白くないと言われる理由かもしれません。

2つ目は、バラエティ番組に出演しても、「イマイチ印象が薄い」という意見です。

特に、濱家さんの方は印象が薄く、本人は「相方の山内の名前が浸透してきて、自身が山内と間違えられる」「かまいたちのかまいたちじゃない方と呼ばれる」などと悩んでいたということ。

大阪では売れていますが、東京では「ひな壇」でのしゃべりが面白くないと言われています。

3つ目がユーチューバーとしてのかまいたちについてです。

ネット上では「つまらない」というコメントが多数寄せられているということ。

理由としては、ありきたりな企画で、これだ、というような意外性がないのが面白くないという理由です。そのため、「企画がありきたりでつまらない」「こんな企画でお金貰えるの羨ましい」「自分たちをアイドルと勘違いしている」などの辛らつなコメントも多くあるようです。

2021年3月13日の深夜番組『ゴッドタン』の企画「第13回 コンビ愛確かめ選手権」の企画に出演したかまいたちの2人に、「コンビで一番仲の悪かった時は？」「コンビで一番熱くなった瞬間は？」という質問をしたことがありました。

これが、かまいたちが不仲、と言われたきっかけだったのではないでしょうか。

明石家さんまさんがMCを務める番組でのこと、さんまさんから振られた山内さんが、相方の濱家さんの方に助けを求めず、ジャルジャルの福徳さんに抱きついて助けを求めたというエピソードに、濱家さんがキレたことがあったのです。

濱家さんは「福徳さんの方に行かずにこっち来てくれたらコンビで行けるやん」と言うと、山内さんが「お前、何も出てへんかったやん」と言い返します。

すると濱家さんは「何いきなり返す刀で切りつけてきてんねん」と切れまくったようです。

かまいたちの山内さんが、2024年1月29日放送のTBS系の番組『ジョンソン』に出演。

「1年以内に解散する芸人コンビの特徴」を語りました。そこで山内さんは「コンビの片方の評判がすごく悪い」と語り始めました。

これを受けて、共演者の芸人たちが共感の声をあげ、「両方悪いとずっと続く」「（評判が）片方悪くて、片方はすごくいいんだよね」などとコメントし、山内さんは「コンビ仲が悪いのは当たり前やけど、悪くても別にみんなからの評判が良ければ続いてるイメージがある」と語りました。

結論は、コンビ芸人の解散説や不仲説は、番組のやらせであることをお客さんにも知れているので、ウケないということを表現したかったようです。

ちょっとした会話から解散や不仲説が飛び出すのは、周知のことのようで、かまいたちが解散することは現在のところないようです。