名前：徳井 健太（とくい けんた）
生年月日：1980年9月16日
出身地：千葉県
血液型：A型
身長：172cm

徳井健太は、吉本興業所属のお笑いコンビ「平成ノブシコブシ」のツッコミ担当です。

2000年に東京NSC5期生の同期・吉村崇とコンビを結成し、バラエティ番組「爆笑！レッドカーペット」や「ピカルの定理」などで人気を確立しました。

相方は破天荒キャラで人気を集めた吉村崇ですが、その一方で徳井健太は幼少期から壮絶な生い立ちを経験した苦労人であることが知られています。

ここでは徳井健太の生い立ち・実家・家族をまとめました。
苦労した若い頃から現在までの生い立ち、借金をした父親・精神病を患った母親・若くして面倒を見ていた兄弟など、家族の情報をお届けします。

徳井健太は千葉県君津市に生まれ、工場勤めの父親、専業主婦の母親、7歳年下の妹と4人で君津市内のアパートで暮らしていました。
そのため出身地は千葉県君津市出身ですが、中学2年生の時に千葉県君津市から北海道に移住し、北海道の田舎・別海町で暮らし始めました。

別海町という町は北海道在住の人々からも〝未開の地〟と呼ばれる場所で、場所的にも中心街からは離れた、北海道根室振興局管内の野付郡にある町となっています。

高校時代にクラスメイトにお笑い芸人になることを勧められて芸人を目指すようになり、高校卒業後にNSCに入学しました。
入学から1年で「平成ノブシコブシ」を結成するまで4回コンビを解散していますが、吉村崇と出会ったことでコンビが固まり、人気お笑い芸人への道を進み始めました。

実家での暮らしについて徳井健太は、「僕、ヤングケアラーだったと思います」と語っています。
「芸人になってなかったら、今頃、路頭に迷ってた」「もしかしたら犯罪に手を染めてたかもしれない」と語るほど過酷な状況に追い詰めた理由は一体何だったのか。

それは、借金を作った父親、そして精神病を患った母親が理由でした。
ここからは徳井健太の家族の情報を含め、実家での暮らしや生い立ちをさらに掘り下げて見ていきましょう。

徳井健太の家族構成は、父親・母親・本人・妹の4人家族で、2人兄妹の兄として育ちました。

徳井健太の父親は、工場勤めの一般人でしたが、ギャンブルや散財で借金を作るような人物で、家族4人アパート暮らしで貧乏に苦しむ家庭だったといいます。

根っからのギャンブル好きという父親は、家にお金がないにも関わらず子供達に甘く、おもちゃやゲームソフトをねだられると借金をしてまで買ってきてしまうような父親で、そのせいで借金はどんどん膨らんでいったようです。

金銭的にはお世辞にもしっかりしているとは言い難い父親でしたが、子供達への愛情はあり、お金がなくても楽しく遊んでもらおうと四畳半の部屋一面に白い紙を貼り付けて、自由に落書きをさせてくれたというエピソードも残っています。

ただ、幼かった徳井健太がその部屋にドラクエの絵を描きドラクエの魅力を熱弁すると、翌日にはドラクエのゲームソフトが家にあり、誕生日やクリスマスに関係なくいつでも好きなゲームを借金して買ってきてしまう金遣いの荒さもありました。

子供の頃から頭が良かった徳井健太に対し、父親は大学に進学してほしかったそうですが、徳井健太は芸人になる道を進むことに。

それがきっかけでほぼ絶縁状態になり、長年連絡も取り合わなかったそうですが、徳井健太に子供が生まれたことで関係に変化が生まれ、今では孫を溺愛して孫の欲しいものをなんでも買い与えてしまう祖父になったそうです。

徳井健太は自身の少年時代を「ヤングケアラーだった」と語っていますが、その原因が母親です。

徳井健太の母親は元々、「生のウインナーを温かい米に刺し、米の熱で温める」といったエピソードが語られるような変わった人でした。

朝食は毎日それだったことや、意味もなく怒鳴られたり、給食費を滞納されたりと、理不尽なことが多い毎日も、当時は平穏な日々だったと語っています。

その平穏な日々が一変したのは、徳井健太が中学1年生の時でした。
父親が単身赴任で家を出てから母親が変わり、それまで飲まなかった酒を飲み、1日4リットルの焼酎を浴びるように飲み始め、部屋にこもるようになったといいます。

母親が家事をしなくなったことで、中学生の徳井健太は7歳年下の妹の世話もするようになりました。

学校から帰るとテーブルの上に買い物リストのメモとお金が置いてあり、買い出しから料理・片付けまで全てを徳井健太がしていたといいます。

中学生だった徳井健太は母親の変化をどう対処したらいいかわからず、たまに部屋から出てきたと思えば「近所の人が監視している」「悪口を言っている」と口にする母親にその場しのぎの言葉をかけることしか出来なかったといいます。

母親は幻聴や幻覚、妄想など、統合失調症の症状と思われる行動を繰り返し、家中のコンセントの穴にケチャップを詰め込んだこともあったそうです。

最終的に、母親の療養のため父親は単身赴任を終え、両親の故郷である北海道に移住することになりました。

母親については徳井健太の自伝的小説「団地花」でも語られているので、気になった方はこちらもチェックしてみてください。

徳井健太には7歳年下の妹がおり、2人兄妹の兄として育ちました。

前述したように、母親が家事をしなくなってからは中学生の徳井健太が妹の世話をしていました。

幼い頃から一緒に育ってきた妹とは今も仲が良く、ツイッターでは「うちの妹が、iPhone修理の会社を始めました」と告知をしています。