名前：中島忠幸（なかじまただゆき）
生年月日：1971年6月14日
出身地：福岡県福岡市
身長：168cm
職業：お笑いタレント
没年月日：2006年12月20日

中島忠幸さんは1992年に竹山隆範さんと結成したお笑いコンビ『カンニング』のツッコミ担当で、相方・竹山隆範さんのキレ芸でブレイクし、『めちゃ×2イケてるッ!』や『笑いの金メダル』など多くのバラエティー番組で活躍したのです。

そんな中島忠幸さんと相方・竹山隆範さんは小学校と中学の同級生で、小学生の頃は近所の池で一緒に釣りをするなど仲が良く、高校は別の学校へ進学するも、竹山隆範さんが当時やっていたバンドのライブを見に行くなど親交は続いていたそうです。

こうして相方・竹山隆範さんのキレ芸によりブレイクしたカンニングですが、実は中島忠幸さんは相方よりもキレやすく、上京する前の板前時代にはいじめられていた先輩を叩きのめして店を辞めたという経緯もあるようです。

また中島忠幸さんは高校を中退し板前の修業を始める前は親衛隊の活動に夢中になり、田村英里子の親衛隊の九州支部長にまで昇格したというエピソードでも知られています。

こうして親衛隊、板前修業を経てカンニングを結成した中島忠幸さんは、プライベートでは2004年4月に結婚し、同年9月に長男が誕生しています。

2004年にカンニングとして大ブレイクし、さらに結婚し子供にも恵まれ公私ともに順調だった中島忠幸さんは、当時テレビやイベントに引っ張りだこで1日2時間睡眠が当たり前だったと言います。

そんな中、秋頃に体調を崩し‟風邪だろう”ということで病院を受診した中島忠幸さんは、最初は風邪と診断されるも中々改善しなかったため、大学病院を受診すると『白血病』と診断されたのです。

そして2004年12月から病名を伏せて病気療養のためとして休業した中島忠幸さんは、2005年1月に病名を公表すると、同時期に歌手の本田美奈子さんも白血病で闘病中だったため、文通を通じてお互いに励まし合いながら闘病していたのです。

しかし本田美奈子さんが2005年11月に闘病の末に亡くなると、中島忠幸さんは辛い現実から逃避するように気晴らしとして競馬を始めたのです。

すると次々と万馬券を当てた中島忠幸さんは、払戻金で後輩に1万円単位で小遣いを配ったり焼肉を奢ったりし、車まで購入したそうです。

そして2006年1月に臍帯血移植にチャレンジし一時は解放へ向かった中島忠幸さんでしたが、半年後に白血病が再発すると、再び臍帯血移植を受け寛解したとして、復帰に胸を膨らませながら退院し自宅療養をしていたのです。

しかし2006年11月に白血病が再発した中島忠幸さんは、骨髄移植のドナーが見つかるもドナーが風邪を引いてしまい移植が延期となると、その後、中島忠幸さんも風邪を引いてしまい、ウイルス性肺炎の併発により翌12月20日に35歳で死去しています。