鈴木涼美さんの著書、中編小説『ギフテッド』が第167回芥川龍之介賞候補となり、『グレイスレス』が第168回芥川龍之介賞候補に選出されました。

東京都内で生まれた鈴木涼美さんは、6才から神奈川県鎌倉市に引っ越し、小学校5年生からは父親のサバティカルに同行して渡英しています。
2年ほどロンドンハムステッドの私立女子校セント・マーガレット・スクールに通っていました。

鈴木涼美さんは、高校時代「ブルセラ少女」として高校生活を過ごし放課後は渋谷109にたむろしていたそうです。

“ギャル”として過ごしていた鈴木涼美さんですが、この頃宮台真司や大塚英志などを愛読していたそうです。

慶應義塾大学環境情報学部を卒業し、東京大学大学院学際情報学府の修士課程を修了した鈴木涼美さんは、大学生時代に横浜・新宿でキャバクラ嬢として働いています。

そして、アダルトビデオに出演する子をスカウトしていた人と交際したことをきっかけに、慶應義塾大学在学中に鈴木涼美さん自身もAVデビューしました。

2009年から日本経済新聞社に入社。
都庁記者クラブ、総務省記者クラブなどに配属され、地方行政の取材を担当していました。

2013年、東京大学大学院学際情報学府で執筆した修士論文『AV女優の社会学　なぜ彼女たちは饒舌に自らを語るのか』が書籍化され、紀伊國屋じんぶん大賞第29位、『ダカーポ』で今年最高の本!第7位に選出されました。

2014年8月に新聞社を退社したあとは、自身2冊目の著書『身体を売ったらサヨウナラ 夜のオネエサンの愛と幸福論』を刊行。

新聞社の退社理由が過去のAV出演が原因だったと「週刊文春」で記事にされることもありましたが、それが退社の原因ではないと本人は否定しています。

2017年、『身体を売ったらサヨウナラ 夜のオネエサンの愛と幸福論』が映画化され、『ミッドナイトスワン』では、第44回日本アカデミー賞 優秀監督賞・優秀脚本賞を受賞。

鈴木涼美さんの実家については、公表されていませんでした。
しかし、鈴木涼美さんは清泉小学校に通っていたため、この学校に通うことができる範囲で暮らしていたのではないかと思われます。

鈴木涼美さんの家族は、両親との3人家族です。
一人っ子で育った鈴木涼美さんは、とても大切に育てられました。

そのため鈴木涼美さんがAV女優の仕事をしていると知った両親は、とても心配し猛反対されたそうです。

鈴木涼美さんの父親は、法政大学名誉教授で哲学者の鈴木晶さんです。
鈴木晶さんは、舞踏評論家。舞踏史家、翻訳家でもあります。

1952年生まれで現在は、72歳で現在は鎌倉市で暮らしています。

鈴木涼美さんは、亡き母親に対して宛てた手紙を自身の著書「愛と子宮に花束を」の中に掲載しています。

鈴木涼美さんは、現在作家として活動されているので灰島かりさんは天国で安心されているのではないでしょうか。