CRAZY COCOさんは吉本興業に所属するお笑い芸人。

流通科学大学時代は、オーストラリアに10か月間留学しを経験し英語をマスターしています。

大学卒業後、得意の英語を活かしたいと考え就職先を海外とも取引をする商社へ入社。

しかし、CRAYZY COCOさんが配属された先は英語圏の担当ではなく、中国担当でした。

退職することも考えましたが、数年間は務めておかないと転職のときに不利になると考え、この会社で勤務を続けます。

勤続3年目を迎えた時に、友人からエミレーツ航空がキャビンアテンダントを募集していると紹介され、応募しますが結果は、不合格。

CRAYZY COCOさんは、キャビンアテンダントに対してそれほど思い入れはなかったそうですが、再チャレンジすることを決意。

商社勤務を続けながら、半年間キャビンアテンダント予備校の夜間クラスに通います。

再び受験し、合格。

CRAYZY COCOさんが27歳の時に、エミレーツ航空にキャビンアテンダントとして転職を果たしました。

エミレーツ航空に4年半務めた後、キャリア上35歳が節目だと感じていたCRAYZY COCOさんは、病気を患っていた母親の体調を考え2021年にエミレーツを退職。

エミレーツ航空を退職後のCRAYZY COCOさんは、東京で英語学習コンサルタントや総合商社での海外営業などを経験。

また、建設業で働く外国人などの特定技能生就労サポートに従事していました。

この年の夏CRAYZY COCOさんは、新型コロナウイルスへ罹患し入院することになってしまいます。

入院中に「このまま本当にやりたいことをやらずに、死んでいくのは嫌だな」と考え脱サラを決意しました。

CRAYZY COCOさんは、大阪出身だったことからNSCか松竹芸能養成所に通おうと考えたそうですが、年齢を考えて断念します。

「お笑いタレント 芸人 なり方」とネット検索すると、偶然『女芸人No.1決定戦 THE W』のエントリーサイトを見つけました。

さらにこの時偶然にも1回戦のエントリー期間中であったため、CRAYZY COCOさんは、退院後すぐにエントリー動画を送りました。

この大会では、準決勝まで進出したCRAYZY COCOさん。

このときの予選ネタを観ていた吉本のマネージャーからスカウトされ、2022年3月1日に吉本興業に所属をし、プロの芸人としてデビューを果たしました。

CRAYZY COCOさんの本名は、「井上　徳子（いのうえ　とくこ）」です。

芸名の由来は以前からあだ名で「ココ」と呼ばれていたこと、徳子（のりこ）という名前が外国人に馴染みがないため覚えてもうために自ら「ココ・シャネルのココ」「ココナッツのココ」と自己紹介していました。

CRAYZY COCOさんの実家は、大阪箕面市にあります。

小学校から、大学まで関西で過ごしたCRAYZY COCOさん。

今、実家から仕事に通っているのかどうかは不明です。

CRAYZY COCOさんの家族構成は、父・母・本人の3人家族です。

兄弟などはおらず一人っ子のようですね。

現在は、CRAYZY COCOさんの父は亡くなっているため、母とCRAYZY COCOさんの2人です。

CRAYZY COCOさんの父は「ALS（筋萎縮性側索硬化症）」という病気を患っていました。

このALSという病気は、筋肉がだんだんやせて力がなくなっていく病気です。

想像しずらいですが、まばたきや呼吸も筋肉を使っているため病気が深刻になるとこれすらもできなくなってしまいます。

指定難病2に分類されていて、60～70代が最もかかりやすいと言われています。

父親は、CRAYZY COCOさんが2歳の時にこのALSを発症。

このとき余命は4年と言われていたそうです。

しかし、家族の献身的なサポートもありCRAYZY COCOさんが、14歳になるまでお父さんは存命されていました。

CRAYZY COCOさんの母も「脳腫瘍」と「胃がん」を経験されています。

しかも、現在は「急性骨髄性白血病」という病気を発症しているそうです。

これまで2つの大きな病気を乗り越えてきた母親ですが、CRAYZY COCOさんが上京したタイミングで「急性骨髄性白血病」という病気を発症してしまいました。

血液のがんとも言われるこの病気ですが、治療の経過は良好だそうです。

CRAYZY COCOさんの母は、ラウンジのママとして40年間働いていた経験があり、CRAYZY COCOさん曰く、「気遣いの鬼」だそうです。

CRAYZY COCOさんが小さい時に父親が病気で働くことができなかったため、母親が家族の大黒柱として働いていたのでしょう。

母が働いていた大阪の北新地は、東京では銀座のようなところです。

スナック激戦区の北新地40年間、ママとして仕事を続けていたのはまさに気遣いの塊でお客さんから愛され続けてきたのでしょう。

また、人間として強くなければ仕事や家族の面倒、そして闘病と乗り越えることができなかったと思います。

CRAYZY COCOさんは、自分がテレビで活躍している姿を見せることで元気になる、余命はあくまでも統計、母は母だと芸人のお仕事を頑張っているそうです。

CRAYZY COCOさんは、最初にもお話したように一人っ子のため兄弟はいません。

母親と2人で、病気の父を支えてきたのでしょう。