名前：里谷 正子（さとや まさこ）
生年月日：1947年12月3日
出身地：京都府
血液型：A型
職業：お笑いタレント

今いくよはお笑いコンビ「今いくよ・くるよ」のボケ。彼女たちは1980年代に絶大な人気を集めたお笑いコンビで、当時は女性コンビの先がけ的存在としても知られていました。

ネタは主に漫才を行っていて、互いにボケとツッコミが入れ替わることもあり、互いの容姿をけなし合うのが定番となっていました。

今いくよと言えば相方・くるよに比べてかなり細めな体型をしていて、若い頃から一貫して体型が変わることはありませんでした。

また、厚化粧も彼女の特徴となっていて、いつもバッチリメイクで長いまつ毛で目をパチパチするのも定番となっていました。

今いくよは2014年9月からお笑いの活動を休業していて、これは「胃がん」の治療のためだったこともわかっています。そのため、これ以降は闘病生活を送っていて、治療を行いながら舞台にも立つなど、最後の最後までお笑い芸人としての生きざまを貫きました。

今いくよは晩年は胃がんの治療を受けていましたが、2015年5月28日に死去してしまいました。享年67歳でした。彼女は亡くなる17日前に舞台に立ったばかりであり、病院ではボケて看護師たちを笑わせるなど、元気な様子を見せていたのだそうです。

通夜と葬儀は近親者のみで行われ、その後はお別れ会が開かれ、約1000人が集まるなど、多くの芸人たちから慕われているのが伺えました。

今いくよは相方・くるよと合わせて若い頃の姿が「かわいい」と絶賛する声が上がっています。写真の右側が今いくよで、左側が今くるよです。これは高校生だったときのもので、2人とも学校では人気が高かったのではないかと思われます。

今いくよは高校時代は相方・くるよとソフトボール部に所属していたようで、当時はキャプテンとしてチームをまとめていたのだそうです。

また、3年生の頃には全国大会に出場していて、いきなり準優勝を決めるなど、素晴らしい活躍を見せていました。ちなみに相方・くるよはマネージャー。

今いくよは高校を卒業したあとは一般企業に就職していて、当時はOLとして普通に働いていたのだそうです。ですが、その後に相方・くるよとお笑いの道へ進むことを決め、2人揃って会社を辞め、夫婦漫才の「島田洋之介・今喜多代」のもとへ弟子入りしたのだそうです。

今いくよは相方・くるよとお笑いの道へ進んだあと、3ヶ月ほどしたところで初舞台を踏みます。このときは本名から取った「スエ子・正子」というコンビ名で活動していて、当初は急病で出演できなくなった女流マジシャンの穴埋めだったのだとか。

その後はうめだ花月の公演にも出演していましたが、お笑いコンビとしてなかなか日の目を浴びることはできませんでした。

今いくよは相方・くるよと永井下積み生活を続け、人気バラエティ番組「花王名人劇場」の出演の予定が入ったところで吉本興業から「これでウケなかったら終わり」だと告げられてしまいます。

その後、番組のリハーサルではまったくウケなかったようですが、本番になって相方・くるよが自身の腹を叩いたところ大ウケし、これがきっかけとなって仕事の依頼が殺到するようになりました。

今いくよ・くるよは「花王名人劇場」への出演から仕事が殺到するようになり、その後はお笑いコンビとして人気が爆発。当時は「上方漫才大賞」や「花王名人大賞」を受賞していて、1980年代を代表するコンビへと成長しました。

また、この頃はテレビ番組への出演も非常に多く、その個性的なキャラクターは日本中で人気を集めました。